TECHNIQUE
12.212011
TO、CC、BCC の使い分け
ビジネスでミスは許されない、TO、CC、BCC の使い分け
TO、CC、BCCの使い分けについて説明していきたいと思います。TO、CC、BCCにはそれぞれ次のような意味があります。
TO(宛先) | 本命のやり取り相手。 |
CC | 「TO(宛先)の人に送ったので念のため見てくださいね」という意味 |
BCC | 本命には内緒でお知らせ。(BCCの)アドレスが見えないように連絡する場合 |
TO、CC、BCCともに、複数のアドレスを入力することが可能です。
アドレスとアドレスの間を「,(カンマ)」「;(セミコロン)」で区切りましょう。
TO の使い方
・当事者 ・返信義務○ |
送信相手が1人の場合。または同等に送りたい相手が複数いる場合。TOに複数のアドレスを記入すると、受信者は誰が返事するべきか迷うときがあるので、相手がはっきりしている場合は最も送りたい1人のアドレスだけにしておくのがよいでしょう。
CC の使い方
・他の人にも知らせたい(上司など) ・報告したいとき ・文中に「CC:○○様」と明記 ・返信義務△ |
「CC」に入力したメールアドレスに、同じ内容のメールが送信されます。「TOさんにこのようなメールを送ったということを、Ccさんも理解しておいてくださいね」という意味で使われます。
TOさんも、「CCさんにこのメールが送られた」ことが分かるので、上司や同プロジェクトの人などをここに入れておけば、「CC(上司等)さんなどもこのメールを確認している」という意思表示になり、受信者も安心するという効果があります。そのため、返信する必要はありませんが、確認の必要はあるといえるでしょう。
<注意点>
CCに入力されたアドレスは、TO、CC、BCCの受信者全てに知られてしまいます。個人情報の流出、ということにもなりかねないので、面識のない人同士に一斉送信する場合、基本的には「CC」は使用しない方が良いでしょう。
また、使用時は文中に「(CC:○○様)」と明記しましょう。(序列がわからない場合は、その仕事に関係が深い順番、もしくは50音順など説明がつく法則を取り入れるとよいでしょう)。TOさんが、「CC」がいると気がつかず、内密な内容を返信してしまうということも考えられます。メール受信時に一目で誰が受信しているのか分かれば、トラブルも防げます。
「CC」で届いたメールに返信する場合、全員に返信するべき内容か送信者にのみ返信するべきかをよく考えてから返信しましょう。不必要なメールを送ることは相手にとって迷惑になります。共有すべき情報ならば全員に返信、そうでない場合は送信者にのみ返信しましょう。
BCC の使い方
・取引先へのメールを上司に念のため見せておきたいとき ・面識が受信者同士無い、複数の相手にメールを送る場合(文中に「一斉配信のためBCCで失礼します」) ・返信義務△ |
「CC」と同様に「BCC」に入力したメールアドレスにも、同じ内容のメールが送信されます。「CC」との違いは「BCC」に入力されたメ-ルアドレスは受信者には表示されないので、他の人にメールが見られていると分かりません。
受信者へ他の受信者がいることや、他の受信者のメ-ルアドレスがわからないようにする場合は、「BCC」欄を使用します。基本的には受信者同士の面識がない場合は、BCCを使った方が良いです。
「BCC」の受信者は「他の誰に送ったか」がわからないため、たとえばアドレス変更時のお知らせなど、複数の面識がないもの同士に送りたい時に、アドレスを漏らさず一斉送信をすることができます。その場合、文中に「一斉配信のためBCCで失礼します」と記入しておくと良いでしょう。
間違えると怖いけれど、使うととっても便利なCC・BCC。皆さんもぜひ使ってみてくださいね。
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2011年 12月 22日
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